運動選手に多い下腿(ふくらはぎ付近)の痛み
下腿の痛みは日常でもよくありますよね!
- ・下腿が攣ったり(こむら返り)・歩きすぎて痛みがある・肉離れなどがあります。
今回は運動選手に多い痛みについてです。
- 目次
- 下腿の痛みの種類
- シンスプリントとは?
- 痛みを我慢していると!
- トレーニングは休んだ方がいいのか
- 治療方法
- 私達がみた下腿の痛みについて
下腿の痛みの種類
- 前方シンスプリント
- 脛骨内側ストレス症候群(内側シンスプリント)
- 脛骨疲労骨折
- 腓骨疲労骨折
などがあげられます!今回はシンスプリントに注目してみます。
シンスプリントとは?
シンスプリントとは、ランナーなどの多いとされています。しかし近年サッカーやバスケット選手なども長距離を走る練習が多くなり、色々なスポーツでも増えている傾向にあると思います。痛みは前方シンスプリントでは前方に、脛骨内側ストレス症候群では脛骨後内側緑遠位2/3に痛みがあります。
痛みを我慢していると!
シンスプリントは骨の膜の炎症を起こすものです。なので最悪疲労骨折になります。また痛みを我慢してスポーツを行うことは、各個人が今まで練習で鍛え上げてきた姿勢・リズム・感覚などすべて崩れてしまい、最高のパフォーマンスができず、更にその悪い姿勢・リズム・感覚が癖ずくことで、怪我が治っても結果に苦しむことに繋がります。
トレーニングは休んだ方がいいのか?
正直ここの判断が一番難しいと考えています。怪我の状況を診させていただき、患者様の考え・練習中などの痛み具合なども聞き、練習や試合ができるか判断しています。私達は色々なデーターや実際の治療実績などから5steppeに痛みを分類し、判断基準としています。
steppe1軽度の痛み。筋肉の硬さがある状態
steppe2ウォーミングアップをすると痛みがなくなる
steppe3ウォーミングアップをすると痛みが多少軽減する。また集中力が高くなることで痛みがなくなる
steppe4日常生活でも痛みが強く、練習中でも痛みがありパフォーマンスが下がる
steppe5睡眠ができないぐらいの痛み
私達はsteppe3~steppe4でトレーニング中止を頭に入れて治療を行っています。ただ実際は患者様と話、症状を診て、今後の試合日程なども考え判断しています。
治療方法
症状で違いますが、軽度の場合、一番大事なのは予防です。これ以上悪くしないで、練習をしながら治していくことです。選手には腓腹筋・ヒラメ筋・アキレス腱などに注意して念入りにストレッチとウォーミングアップを行っていただきます。整骨院ではテーピングや物理療法などでケアーし、筋肉の硬さを緩めて治療を行って行きます。
私達がみた下腿の痛みについて
下腿の痛みについてもそうですが、患者様自身が、怪我について簡単に考えていることが多く、痛みが強くて歩くのが困難になって来院していただくケースが多いと感じます。多少の痛みがある時点で来院していただければよかったと思えるケースがあります。是非、多少の痛みも簡単に思わず、御気軽に来院ください!