怖い足首の痛み!
足首の痛みと言ってもいくつかの原因があります。
- 足関節捻挫・変形性足関節症・足関節関節炎
- などがあります!
- 目次
- 足関節捻挫を放置すると
- 捻挫の損傷度
- 捻挫の応急処置
- 応急処置の注意事項
- 足関節のメカニズム
- 私達がみた足関節について
今回は1番多い足関節捻挫についてです。
足関節捻挫を放置すると
足関節は、複数の靭帯で守られていることで安定しています。しかし捻挫は靭帯が緩んで関節が不安定になってしまいます。不安定になってしまった足関節に体重が長年かかっていると、軟骨がすりへり、変形性足関節症になりやすくなります。その場合最悪手術も考えられることもあります。主な症状には「夕方に痛みや腫れる」「階段の降りる際に痛みがでる」「足関節がポキポキ音がなる」などです。昔に怪我した足関節捻挫が、年齢と共に痛みが増してくることは良くあることです。足首を捻ってしまったら軽くても治療する事が大事です。
捻挫の損傷度
捻挫には損傷度合により分類があります。
- [Ⅰ度損傷]
関節部分に圧痛があるが、歩行や関節運動にはほとんど支障がない程度
- [Ⅱ度損傷]
関節部分に著名な腫れがあり、歩行や関節運動で痛みが伴い運動が困難である
- [Ⅲ度損傷]
著名な腫れがあり、歩行や関節運動が困難である。
関節運動に際し、不安定性や異常可動性がみられることがある場合骨折を伴っている可能性があります。
捻挫の応急処置
RICE処置を行ってください!「RICE」処置とは、怪我時に行う処置の頭文字をとっております。
- R→Rest=安静にする!患部をむやみに動かさないでください
- I→Icing=冷却!患部を氷嚢や氷・水などで冷やす
- C→Compression=圧迫!患部を包帯などで固定圧迫する
- E→Elevation=挙上!患部を高位に保つ
を行います。これは医療機関に受診するまでの応急処置です。必ず応急処置後に受診し、治療を行ってください!
応急処置の注意事項
- Icing(冷却)ですが、この場合凍傷には十分注意してください。目安は10分~15分ぐらいですが、冷やしすぎると凍傷になる場合がありますので注意が必要です。
- Compression(圧迫)を行う際は圧迫し過ぎないように気をつけてください。患部の先が青くなったり、しびれたりしないかを確認してください。もしそのようになっている場合はいったん圧迫を緩めてから再度圧迫力に注意し行ってください!
以上の内容に注意し、なるべく早く医療機関に受診してください!
足関節のメカニズム
足関節を構成している骨は全部で3つあります。「腓骨」「脛骨」「距骨」の3つで構成されています。
- 別名「距腿関節」といいます。
更にこの骨をつなぐ複数の靭帯がありますが、ここでは代表的な靭帯をご紹介します。
- 1つ目は内反捻挫で最も損傷しやすい靭帯「前距腓靭帯」距骨と腓骨をつなぐ靭帯です。
- 2つ目は内反捻挫で損傷しやすい靭帯「踵腓靭帯」踵骨と腓骨をつなぐ靭帯です。
- 3つ目は足関節のやや後ろの方に位置する靭帯「後距腓靭帯」距骨と腓骨をつなぐ靭帯です。
- 以上の靭帯を合わせて通称「外側靭帯」と呼んでいます。
靭帯とは骨と骨を繋いでいる大事な結合組織です。捻挫は「癖になる」といいますが、靭帯は再生能力の低い組織です。靭帯関係で手術が多いのは再生能力が低いことも原因とされています。靭帯が一度伸びてしまうと骨と骨の繋ぎ部分が緩んでしまい、再度捻挫がしやすくなることから、「癖になる」と言われています。
私達がみた足関節について
足関節捻挫はスポーツを行っている方。高いヒールでの転倒。高齢者の段差での転倒などが多いと感じます。
- 特に多いのがスポーツでの捻挫です。スポーツをしている方などは大会が近くて休めない方もいます。スポーツしている方に合わせ、テーピングも数種類ご用意し、またテーピングをすることによって、足裏に痛みがでたり、パフォーマンスが落ちないで、選手の皆さんが足関節が気にならないような処置を行い、最高のパフォーマンスが行えるように考えております。1日もはやく早期に復帰させることや、1日もはやく痛みを軽減させること。私達は治療のプロとして治療を行っています。